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エンジンがかからない時のチェックポイント

エンジンがかからない時にチェックすべきポイント

バイクというのは、朝出勤する段になって急にエンジンがかからなくなってしまうということがたまにあります。
この現象は特に雨の日や冬に起こることが多いのですが、エンジンがかからない時にどこをチェックしたらいいのか、そのポイントを押さえておけば焦らなくて済みます。

まず、キルスイッチがONになっているかどうかを確認しましょう。
キルスイッチというのは、ほとんどの場合右ハンドルグリップに設置されている赤いスイッチのことで、メインスイッチでエンジンを停止させることができない場合に電源供給を遮断してエンジンを停止させるスイッチです。

ガソリンの量ももちろん大切な要素で、ガソリンが空に近いとエンジンがかからないことがありますので量には常に気を配る必要があります。
燃料メーターというのはおおまかな目安でガソリン量が正確に把握できるわけではありませんから、気がついたらガソリンが空になっていたということもあり得ます。
冷却水も大切な要素で、冷却水が減ってしまうとエンジンがかからなくなってしまうことがあるのでガソリン同様残量をチェックしてみる必要があります。

また、プラグの火花が飛んでいるかどうかも確認したいところですが、このためにはプラグを取り出してプラグコードと車体アースにつなげなければなりません。
バイクいじりが得意ではない人はバイクショップで見てもらうことをおすすめします。

エンジンがかからない時の対処法

キックスターターがあるバイクの場合、まずセンタースタンドを立ててメインスイッチをONの状態にしましょう。
次にキックスターターのレバーを出し、キックレバーを何度か勢いよく踏みつけてエンジンを始動させます。

キック始動を試みる際に圧縮や抵抗感がない場合は、バイクショップで診てもらう必要があります。
バイクというのは、冬場の気温の低い時にエンジンがかかりにくくなる傾向があります。

プラグが劣化していてもエンジンはかかりにくくなるので、定期的にチェックしておくことが必要でしょう。
プラグから出る火花が弱いとエンジンが始動しにくくなることがしばしばあります。

さらに、バッテリーの劣化にも気をつけたいものです。
バッテリーは放置しておくと徐々に放電しますが、冬の寒いときや雨の日などは特に放電が多くなってしまいます。
放電が増えてバッテリーの残量が少なくなるとエンジン始動に十分なだけの電気が流れなくなりますので、この場合には新しいバッテリーに付け替えた方がいいかもしれません。
キャブレターエアクリーナーが汚れていてもエンジンがかかりにくくなりますので、日頃からメンテナンスを怠らないことも重要ですし、インシュレーターの劣化にも気をつけたいものです。