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基本に戻ってウインカーはしっかり出そう

ウインカーを出さない人は多い

バイクの免許を取得する際には、交通規則をしっかりと覚え込んでおく必要があります。
バイクで公道を走るということは、自分の身の安全はもちろんのこと、第三者の安全にも気を配らなければなりません。
免許を取って間もなくは安全運転を遵守しているライダーでも、慣れてくると細かい義務をはしょってしまうことがあります。
どんな些細な決まりでも、正しく守っていないと事故につながらないとも言えませんので、厳重な注意が必要です。

例えばウインカーを例にとって見てみると、正しく使用しなかった場合には法律違反となります。
ウインカーは「方向指示器」とも呼ばれているバイクのパーツで、バイクへの装着が「道路運送車両法第41条第一項第15号」で義務付けられています。
正しくウインカーを使用しなかった場合、「合図不履行違反」ということで原付であれば5000円原付、二輪車の場合には6000円の反則金、あるいは5万円以下の罰金が科せられることがあります。
これに加えて、違反点数も1点加算されます。

ウインカーを出すタイミング

ウインカーは出すタイミングが悪くても事故の原因となり得ます。
いつウインカーを出さなければいけないかは状況によって違いますので、忘れてしまった方はおさらいしておくことをおすすめします。
まず右左折時には、右左折を行う30m手前でウインカーを出し、完全に曲がりきるまで出し続けていなければなりません。
30mといえば、普通自動車6台分の距離に相当します。

次に、発進時に関しては、まず最初に目視で周囲の安全を確かめた上で、右方向のウインカーを出してから発進します。
停止時には発進時とは逆に左ウインカーを出します。
また、徐行時は早めにウインカーを出して後続車に知らせる必要があります。

もうひとつ、車線変更時には変更を開始する3秒前からウインカーを出すことが大切です。
完全に車線を変更しきるまではウインカーを出し続けることも忘れないようにしましょう。
ウインカーを出そうと思ってから実際に行為に移るまでには一瞬の時間差がありますので、決められたタイミングよりも若干早めに行動するような習慣をつけておくといいでしょう。

ウインカー以外にも気をつけておきたいこと

原付一種の場合、交差点によってはニ段階右折が義務化されていることもあります。
それともうひとつ忘れてはいけないのは、ウインカーを出したからといって安心せずに、周辺の車両の状況をよく確認する必要があります。

特にトレーラーや大型バスが近くにある場合、ウインカーは出していても大型車両の後輪に巻き込まれてしまう危険性もあります。
バイクは車体が小さく、大型車からは見えにくいことをよく自覚して、安全走行を心がけましょう。