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青春時代の足跡

ついに来た、待ちに待った出発前夜。
「ちょっとー、こっから出発するのー?」
という彼女の不安そうな声が聞こえていますが、
一応冷たい風を装いつつまんざらでなかったりしてw

このブログは私個人のいわば随筆でして適当につれづれなるまま、
日々出会った様々な出来事や想いを青春時代の足跡の記録として残しておきたいわけです。
最近、レンタルバイク屋あらしを繰り返していて「これはすごい車種なんじゃないか?」と
一目おくものは実際にレンタルして乗らないとそのバイクが持つ特性やら本当の良さは
頭でっかちになるだけでわからないだろう、ということはよくわかった。

特にリッター30キロクラスのものは街中で他のバイク乗りの様子を観察していてわかることは
せいぜい足つき性と瞬発力ぐらいしかわからないあとは自分がどう体感するかだ。
だから、この三ヶ月もある大学の夏休みになんとしても一度、
前から目をつけていたバイクと一緒に旅をしてみたかった。
そして実際に俺が組み立てたのがどういうルートだったかと言うと…
ツーリング仲間の山田さんが住む、東北随一の都会で杜の都・仙台なのだった。
山田さんとはこれまで2回しか一緒にツーリングしたことはないが、いずれのたびも
とても楽しい思い出となっており、気の合う仲間の一人といっていいと思う。

旅行プラン

仙台に着くまでの算段はこうだ。
関東某所にある近所のレンタルバイク店でお目当てのバイクを一週間レンタル。
昼に出発したとしても仙台まではざっと450キロ。
夜11時前に着いたとして、山田さんに無理言ってお顔だけでも見るという口実で東北旅行の間、
半ば押しかけ気味に泊めてもらう無駄に高ーーーーーーい旅館やホテルとかに泊まって、
せっかく自分で運転する楽しみを味わう貧乏バイク旅行なのに旅行していない休息時間に
一番お金がかかるなんてばかばかしい話じゃないか。

そして宿屋にお金をつかうよりも途中通る福島や宮城県の被災地のお店なんかで
いっぱいお金を落としてやったほうが復興につながるのではないだろうか。
俺は仙台に行って山田さんに会ったら、松島や気仙沼、
など三陸海岸のまちをずっとひた走りたいと思っていた。

仙台盛岡スカイライン。
発刊されたときから愛読している「バイク人」という雑誌をトイレで眺めていたら、
「夏、北海道を走るなら大自然のてっぺん!知床岬を縦走しませんか?」
というタイトルに目を奪われてこの美しい道路を見つけた。
しかも「スカイライン」「フォレストライン」「シーサイドライン」と、
走り応えのある道路が3つも続けざまにあり、仙台のスカイライン、
盛岡のフォレスト、三陸海岸のシーサイドとそれぞれエリアも別れている
きれいな流氷やクリオネの写真まであるじゃないですか!
白神山地は世界遺産にも登録されたし、わが国有数の規模の国立公園なので胸が高鳴った
さらに端から端までよく記事を読みこむと「今年から無料化!」と書いてあったが、
去年の雑誌だし・・・・。

無料化は続くよ!

美しい道路だし、いいんです。有料でも。
オレは復興の役に立てればと思ってホテル代をけちって
山田さんに宿を貸してもらうんだからと強い決心でHPを見ると・・・。
「来年も無料化!」
まじで、やったんべ!!