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バイク盗難と対策

大事なバイクが盗まれないために

バイクの盗難事件は毎年かなりの数になり、盗難件数第1位の大阪府では、ある年の調査によると、なんと1年で12,000台以上のバイクが盗難被害に遭っているそうです。
ちなみに盗難場所として一番多いのが駐車場、次に共同住宅、停車している道路と続いています。

盗難目的は、個人が盗難したバイクに乗ろうという理由は少なく、海外に転売する、分解してパーツを転売するといった目的で盗難されるケースが多いようです。
時間帯はやはり夜や早朝といった暗くて人通りの少ない時間帯に集中しています。
駐車場は24時間利用されていますが、特に人通りの少ない場所で盗難されるケースが多いようですので、目立たないところに駐車している人は注意が必要です。

ここで、あなたの大事なバイクが盗難被害に合わないためのポイントについて考えてみましょう。

管理をしっかりと、防犯対策も十分に

盗難被害に遭ったバイクの7割以上は鍵が抜いてある状態で起こっているそうですが、2割強は鍵が刺さったままの状態でそのまま乗り去られているそうです。
コンビニなどでちょっと買い物をしている間に乗って行かれてしまうというケースも少なくないようですので、たとえ1分であれバイクから離れる時はエンジンを停め、鍵を抜いて離れなければなりません。

転売目的の場合、個人ではなく窃盗団の犯罪である場合がほとんどで、窃盗団はかなり派手な手口でバイクを盗んで行きます。
鍵がささっていない、ロックがかかった状態でも、複数人で自分たちが用意した車にバイクを運び、まったく動かない状態でも盗んで行ってしまいます。
鍵を開けるのは盗難後にゆっくり行なう、ということでしょうが、この場合ある程度の防犯対策をしていても、盗まれてしまう可能性が高いのは悔しいところです。

窃盗団からの盗難を防ぐには、「アンカー」といって柱や電柱など、固定されているものにチェーンなどをつけておくことをおすすめします。
そのほか、窃盗団が盗みたい車種だとばれないようにするのもひとつの方法です。
カバーをしないで置いておくと、該当のバイクの場合狙われてしまいますが、カバーをしているとカバーを外してまで車種のチェックをするのはまれなのだとか。
カバーをしておくことは、雨除けはもちろん盗難防止効果もあるのですね。

鍵を抜く、ハンドルロックをするといった基本の防犯対策も行なうに越したことはありませんが、プラスアルファの対策を取ることで、盗難の可能性はぐっと低くなります。
駐車場の配置を一度見直してみるというのもよいかもしれません。
愛車を盗難被害から守るために、今一度防犯対策についてしっかり考えてみませんか。