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名古屋走りにご用心

名古屋走りとは

「名古屋走り」という言葉を耳にしたことはあるけれど、どういう意味なのか今ひとつわからないというライダーはけっこう多いのではないでしょうか。
名古屋走りというのは、愛知県や名古屋市のエリアでよく見受けられる、荒っぽい運転のことを言います。
名古屋でずっと生まれ育ち、車やバイクの運転をしている人は特に自覚をしていないようですが、他県から来た人にとって名古屋のドライバーやライダーの運転はかなり荒く見えます。

愛知県は交通事故死者数が非常に多いことで知られており、16年連続してワーストを記録したこともあるほどです。
車・バイクの運転が荒いことに加えて、自動車の保有台数が多いこと、スピードの出せる広い道路が多いことも愛知県の事故率の多さに拍車をかけています。

名古屋走りにはいくつかの特徴があり、いずれも慎重に運転をすれば防げるものです。
まず非常に多いのが「信号無視」で、直進しているときに信号が黄色になっても、止まる車はほとんどありません。
右折の場合は特にひどく、赤信号になってから右折する車が3〜4台続くことも珍しくありません。
ですから、ツーリングで他県から来ているライダーなどは、交差点で信号が青になっても十分に注意をする必要があります。

ウインカーを出さない車が多いのも名古屋走りの特徴で、後続車から見ると右折するのか左折するのかまったくわからず、非常に危険な状態です。
バイクは死角に入りやすいので、ゆっくりと安全走行を心がけなければなりません。
車線またぎもよく見られる光景で、どちらの車線にもすぐに移れるため、多数の車が並行して車線またぎをしていることも珍しくありません。

スピード違反の名古屋走りでは日常茶飯時で、しかもスピードが他県とは比べものにならないので、交通事故にもつながりやすいと言えるでしょう。
右折時の早曲がりも危険な名古屋走りのひとつです。
歩行者に危険が及ぶことも多く、厳重に注意しなければなりません。

レンタルバイクで走る場合は要注意

名古屋に行ってレンタルバイクでツーリングをしようと思っているライダーは、名古屋走りにはくれぐれも気をつけたいものです。
レンタルバイクの中には車両保険に入っていないものもあり、万が一このようなレンタルバイクで事故を起こしてしまうと、レンタルバイク業者から多額の修理費を請求される恐れがあります。

こんな時でも、自分で任意保険に加入していれば、保険金が支払われることがありますので覚えておくといいでしょう。
自分のバイクの任意保険に「他車運転危険担保特約」を付けておけば、他人のバイク(レンタルバイクなど)で事故を起こした場合でも、補償が適用されます。
名古屋のように運転の荒いエリアをレンタルバイクで走る際には、任意保険の内容をチェックしておきましょう。