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東京で起きたコルク半狩りとは

コルク半とは

近年、東京近辺で「コルク半狩り」が行われて問題になりました。
コルク半というのは、おわん型でツバの付いたヘルメットのことで、不良たちのあいだで流行っているモデルです。
なぜ「コルク半」と呼ばれるかというと、内部の衝撃吸収素材としてコルクが使用されているのが特徴です。

コルク半は、不良やヤンキーたちの間で一種のステータスとして1970年代からもてはやされています。
無地の新品コルク半はそれほど高いものではないのですが、中にはペイントが施された高価なモデルもあり、メルカリなどでも10万円以上の中古コルク半が取引されているのを時々目にすることがあります。
フルフェイスのヘルメットと比較するとコルク半は安全性の点で劣りますので、特に愛着がない限りは他のタイプのヘルメットを使用するのが無難でしょう。

東京や神奈川で発生したコルク半狩り

コルク半狩りというのは主に東京や神奈川で発生している現象です。
コルク半のヘルメットをかぶっているだけで、「誰に許可をもらってコルクをかぶっているんだ」「この地域では仲間しかゴルフをかぶることができない」などと絡まれてしまうのがコルク半狩りです。
因縁をつけられるだけではなくヘルメットを強奪される事件なども起きていて、警視庁では厳重な注意を払っています。
2020年5月17日に神奈川県川崎市で起きた事件でも、「なんでコルク持ってんの」と22歳の会社員男性に因縁をつけた少年2人が逮捕されています。

今どき、どんなヘルメットをかぶっても本人の自由ではないかという意見が多いにもかかわらず、コルク狩りが止まないというのは不思議な現象です。
因縁をつけてヘルメットを強奪するケースが多いため、不愉快な目に合わないためには半コルクをかぶって走行しないのが一番の自衛策といえるでしょう。
それでもどうしても半コルクをかぶりたいというライダーは、人気のない場所や夜間などの走行を避けるといった対策を講じることが必要です。

人気のコルク半

ペイントなどが施されていない一般的なコルク半は価格もそれほど高くなく、入手しやすいものが多くなっています。
例えばHandle King(ハンドルキング)の「HK コルク半 SG規格品」は価格が6,800円前後とお手軽で、カラーもブラック、ガンメタル、シルバーの他にメタリック パープルやメタリックピンクなどカラーバリエーションが豊富です。

リード工業やビーアンドビーからは2,000円前後の半コルクも販売されています。
半コルクをかぶる、かぶらないはライダー本人の自由とはいえ、特に安全性が高いわけでもありませんし、揉めごとを避けてライティングを楽しみたいなら他のタイプのヘルメットを選ぶのも視野に入れるといいでしょう。