貴重なバイクが展示されている「岩下コレクション」
大分県由布市湯布院にある「岩下コレクション」は、世界のクラシックカーや貴重なバイクなどが展示されている複合博物館として有名です。
これ以外にもオーナーは40年かけて集めたさまざまな玩具やポスター、ステンドガラスなど、約70万点にもおよぶコレクションが展示されています。
特にバイク好きが見逃せないのが「バイクの聖地 世界のモーターサイクル歴史館 Classic motorcycle」で、国内最大級の200台を超える名車の数々を鑑賞することができます。
世界的に有名なクラシックバイク約600台中から、厳選された200台のバイクを見ることができるのは岩下コレクションならではの醍醐味です。
クラシックバイクには興味があるけれど、実物はほとんど見たことがないという方は、ぜひ岩下コレクションを訪れてみることをおすすめします。
岩下コレクションへは、JR由布院駅から車で3分（約2Km）、湯布院I.C.からも車で2分（約1.5Km）と便利なアクセスです。
湯布院方面にツーリングに出かける際には、ぜひ立ち寄ってみましょう。
バイク好きにはこたえられないバイクコレクションの数々
岩下コレクションのメリットは、圧倒的なバイクの数の多さとクオリティの高さです。
まず特筆すべきなのが、ドゥカティ・アポロ L型４気筒（Ducati Apollo L-type 4 cylinder 1260cc）です。
世界にたった1台しかない歴史的なドゥカティ・アポロの評価額は、なんと2億円と言われています。
1963年に鬼才ファビオ・タリオニー博士が完成した100馬力のOHV-Vフォアは、製作された当時マシンに対応できるタイヤが見つからず、結局は試作のみで終わってしまいました。
HONDAのバイクのコレクションも豊富で、「バタバタ」とも呼ばれたホンダ第1号車A型バイクエンジン（HONDA Atype 50cc）も展示されています。
本田宗一郎が造った貴重な市販第1号車は、HONDAファンなら必見です。
岩下コレクションのオーナーが自分用に購入したバイクの他にも、名レーサーのコレクションなども揃っており、興味深いひと時を過ごすことができます。
特におすすめなのは日本を代表する世界的なレーサー高橋国光さんのコーナーで、彼が使用していた1960年代のホンダのレース用ヘルメットレプリカや、自動車レースで実際に国光さんが使用したアイテムのコレクションなども披露されています。
世界を代表する元レーシングライダーとして日本でも人気の高いケニー・ロバーツのコーナーなどもあり、彼の活躍ぶりがうかがえます。
岩下コレクションは年中無休、開館時間は9:00〜17:00です。