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栃木県にもあるホンダの博物館「ホンダコレクションホール」

ホンダコレクションホール、リニューアルオープンで新体験!

栃木県芳賀郡にある「モビリティリゾートもてぎ」は大人から子どもまで楽しめるテーマパークですが、その中に「ホンダコレクションホール」があるのをご存じですか?
本田技研工業の創業50周年事業として1998年に設立されたミュージアムで、ホンダの歴代製品を展示し、多くのファンから支持されてきました。
そして2024年3月、全面的な改修を経てリニューアルオープンし、再び注目を集めています。

リニューアル前は、ホンダが誇る製品およびレーシングカーを中心とした展示が行われていましたが、ホンダの歴史を時系列で捉えにくいとも指摘されていました。
リニューアル後は「ストーリー展示」をコンセプトに、2階から4階までのフロアを年代別に4つの時代に分け、ホンダの夢と挑戦の歴史を前面に押し出した内容へと刷新しています。
展示台数も約300台から約170台に厳選されました。

製品開発の背景にあるストーリーや時代背景を耳から学べる「音声ストーリーガイド」も用意されています。
音声ガイドではときおりマシンのエグゾーストノートも流れ、ファンにはたまらない内容となっています。

4つの時代を巡り、ホンダの名車を展示

1階から3階までが展示エリアとなっており、ホンダの名車の数々を間近で見学できます。
1階の吹き抜けには、ホンダジェットエリートIIなどが展示されており、その存在感に圧倒されます。
2階・3階の中央エリアは、常設展示とは別に、期間限定で特別展示を行う企画展示コーナーです。

常設展は、時代ごとに4つのエリアに分かれています。
スタート地点は2階南棟のChapter1「創業~1970年前後」で、小さな町工場での自転車用補助エンジン開発から始まり、スーパーカブの発売、F1初参戦までの歴史を紹介しています。
当時のエピソードが音声ガイドで語られ、情景が目に浮かぶような展示が魅力です。

2階北棟は、Chapter2「1970年前後~1985年前後」で、四輪市場への本格参入やF1挑戦などの製品やマシンを紹介しています。
初代CIVICやCVCCエンジン、MotoGPに参戦したマシンなどが展示されています。
3階南棟は、Chapter3「1985年前後~2000年前後」で、空前のバブル景気に沸く日本を背景にレースへと進出する様子が分かります。
NSR250RやVFR750、アフリカツインといったレーサーレプリカが展示され、当時の若者文化やライフスタイルも垣間見ることができます。

最後となる3階の北エリアは、Chapter4「2000年代~」で、現代・未来にかけての展示が行われています。
ここでは、21世紀の未来を象徴するロボットが出迎え、飛行機や発電機、歩行者ダミーの開発など、ホンダの新たな挑戦を紹介しています。

ホンダコレクションホールは、車やバイクに詳しくなくても、その歴史や技術に触れることができる場所です。
ぜひ、ツーリングを兼ねて足を運んでみてください。