ラピュタ道が聖地と呼ばれる理由
バイク好きの方は様々な地域でツーリングを楽しむことを趣味としていますが、熊本の大自然の中にもツーリングに格好の場所があります。
バイク好きの方々にはもうおなじみの場所ですが、ラピュタ道と呼ばれるスポットがあります。
雄大な自然の中を走ると、自然と一体になったような素晴らしい気持ちに浸れることができます。
また美しい自然風景は、写真撮影を趣味としている方にとっても格好のスポットといえるでしょう。
ラピュタ道は熊本県の阿蘇の外輪山と阿蘇谷を結んでいる、熊本県阿蘇市の市道、狩尾幹線のことを指します。
熊本県民にはよく知られており、またバイクだけではなくドライブが好きな方にもよく知られている素敵なスポットです。
このラピュタ道は、もともと地元の住民が牧野の管理をするのために利用しています。
とてもユニークな形状をしており、自然の草に覆われた細長い尾根が突き出しており、曲がりくねった道があります。
自然が作った奇跡の道ともいうべき不思議なカーブを描いている道です。
運が良ければ、道が雲に浮かんでいる島のようにも見えることがあり、幻想的な雰囲気に思わず息もとまるほど素敵な場面に遭遇することができます。
この道の名前であるピュタ道も個性的な印象を受けます。
これはもともと風景がアニメの天空の城ラピュタに出てくる空に浮かぶ伝説の島をイメージさせるため、現在ではラピュタの道などと呼ばれています。
そのため、アニメが好きな方にとっても一度は行ってみたいスポットにもなっています。
ラピュタ道の現状と復旧見込み
その風景も幻想的で素晴らしいですが、そんな美しい場所であるラピュタ道も、熊本の震災によって大きく崩壊をしてしまいました。
道路は亀裂程度ではなく、利用することが完全に不可能なほどの大惨事となってしまいました。
そんな美しいラピュタ道はいまだに復旧の目途が立っていません。
震災後しばらく経過した現在でも道路には亀裂が入ったままになっており、斜面を支える地盤が崩れやすくなっています。
そのためツーリングなど、安全確認が全くできていないため、現在も立入禁止の状態のままになっています。
ラピュタの道の場所については、ラピュタの道、天空の道といったキーワードで検索すると詳細がわかります。
現在では県道149号線側にある長寿が丘つつじ公園の方面からのルートは通行止めになっています。
またミルクロード側の道路も先に進めない状況となっています。
現状では全く復旧が進んでおらず、完全に復旧するまでには長い年月がかかると思われます。
ツーリングのスポットとしても大人気のラピュタの道ですが、しばらくは走ることができない状態が続くものと思われます。