狭い道幅とすれ違いについて知っておきたいこと
高知の山道には、車一台分の幅しかない道も少なくありません。とくに四国カルストや瓶ヶ森林道(UFOライン)などの人気ルートでは、ガードレールのない崖沿いを走る場面もあり、慎重な運転が求められます。
対向車が来たときのために、広いスペースを見つけたら早めに停まるようにしましょう。急いでいるとつい進みたくなりますが、すれ違いが難しい場所で無理をすると、バイクごと谷側に寄ってしまうおそれもあります。落ち葉や小石が溜まっている箇所も滑りやすいため、路肩を走るときには注意が必要です。
軽トラックや作業車が意外と多い道でもあります。地元の方のペースを乱さないよう、ゆずり合いの気持ちを持って走りたいですね。また、観光シーズンは対向車も増えるため、週末や連休は混雑を想定してルートを選ぶのもおすすめです。
ナビでは通行可能に見える道でも、実際は通年通行止めのままになっている林道もあります。事前に交通情報を確認して、無理のないコースを組み立てると安心感がちがいます。
カーブや坂道が多いルートでは見通しに気を配ろう
山間部の道はアップダウンが多く、カーブの連続に加えてブラインドになっている場所も目立ちます。197号線や194号線の一部では、曲がりくねった坂道が続き、見通しの悪さに驚くこともあるかもしれません。
カーブに入る前にしっかり減速しておくと、バイクの挙動が安定しやすくなります。とくに下り坂ではエンジンブレーキも上手に使って、フロントブレーキに負担がかかりすぎないよう調整しておきたいところです。
トンネル付近では、路面に水がたまっていたり濡れている場面があります。朝晩の冷え込みで滑りやすくなるケースもあるため、時間帯にも気をつけて出発したほうがよいでしょう。
見通しが悪いカーブでは、対向車がセンターラインを越えてくる場合もあります。自分が安全に走っていても、周囲の状況次第でヒヤリとする場面が出てくるかもしれません。そんなときに備えて、無理に攻めず、いつでも減速できるように構えておくと気持ちにも余裕が生まれます。
山の天気は変わりやすいことを前提に
高知の山間部は、標高差が大きいぶん天気も移ろいやすくなっています。晴れていたのに峠を越えたとたん霧に包まれる、といったこともめずらしくありません。雨具や防寒アイテムは、使わなくても持っていくぐらいがちょうどいいと感じます。
雨の直後には落石や倒木が道に残っていることもありますし、台風のあとなどは路面が荒れている場合もあるでしょう。走る前に、通行止めや注意情報が出ていないかを確認しておくのがおすすめです。
また、携帯の電波が届かない区間もあるため、スマートフォンだけに頼らず紙の地図を持っておくと安心です。誰かに行き先を伝えておくことも、いざというときの備えになります。
道中でのトラブルに備えて、携帯工具やパンク修理キット、非常用の飲み物を積んでおくとより安心です。自然の豊かさと向き合う道だからこそ、少し多めの準備が、ツーリングの楽しさを長く保ってくれます。


