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ガードレールを壊してしまいました…

事故でガードレールの一部を破損した場合

どんなに安全運転を心がけていても、時と場合によっては突発的な事故などによってガードレールや電柱などを破損させてしまうこともあるものです。
バイクで事故を起こし、ガードレールなどを破損させた場合には自動車よりも安い金額を請求されると思いがちですが、実は同額が請求されるケースがほとんどです。

まず、事故でガードレールにぶつかった場合にはすみやかに警察と保険会社に連絡する必要があります。
怪我人がなく保険会社だけに連絡した場合でも、警察に報告しないままでおくと報告義務違反となります。

過失がないのであれば行政処分を受ける心配はありませんが、破損したガードレールは弁償する必要があります。
ガードレールの所有者は国土交通省の他に都道府県や市町村などの道路管理者が考えられます。
通行の安全を守るために設置されているものなので、ガードレールを破損してしまった場合には即刻修理をする必要があります。
ガードレールの管理者の連絡先がわからない場合には、警察にたずねてみるのが一番です。

賠償について

たとえガードレールを破損したとしても、運転ミスであれば行政処分を受ける心配はありません。
一方、よそ見運転やスピード違反などの過失によってガードレールを破損してしまった場合には罰則が課せられることになります。
ガードレール破損で過失が認められた場合の罰則は6ヶ月以下の禁固または10万円以下の罰金となっています。

ガードレールを破損してしまったにも関わらず、警察に連絡しなかった場合には3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が課せられることになります。
警察への報告義務を怠ると懲罰の対象となるため、十分に注意する必要があります。

保険に入っておこう

バイク走行中は不慮の事故によって公共の建造物などを破損してしまうリスクも十分考えられますので、万が一のことを考えて保険に加入しておくことが大切です。
ガードレールの破損に関しては自賠責保険ではカバーできないので、任意保険に加入しておく必要があります。
ちなみに、事故でガードレールを破損した場合の平均賠償額は車と同額の35万円が平均となっています。
具体的にはガードレール1mあたり、5,000円〜10,000円が大まかな弁償費用の目安です。

バイクを購入したら、自賠責保険の他に任意保険の「対物賠償保険」などにも必ず加入しておきましょう。
ガードレールにぶつかって自分だけが怪我をした自損事故の場合、対物賠償責任保険の他に車両保険が適用されます。
さらに、人身事故となった場合には自損事故保険や人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険などが適用されることになります。
追突されてガードレールにぶつかった場合には、相手方に損害賠償請求をすることもできます。