初心者はまずコケる
オフロード経験は全くないけれど、「モトクロスを自分でもやってみたい」と思っている人は多いのではないでしょうか。
YouTubeなどを見ているとモトクロスの動画もたくさん出てきますから、これを見ているうちに自分でもやりたくなったというライダーは多いはずです。
モトクロスは誰にも教わらずに自力で始めようと思ってもコツがわかりませんし、危険なスポーツでもあるので最初はモトクロスを教えている学校で体験してみるのが一番です。
都心部で手頃なところといえば、埼玉県川越市にある「モトクロスごっこ」がおすすめです。
モトクロスごっこはバイクショップの「ウエストポイント」が運営しており、本格的モトクロスコースのあるオフロードビレッジで行われています。
全日本モトクロス選手権の元チャンピオンが講師を務めていますので、初心者でも安心して挑戦してみることができます。
モトクロスの動画を見ていると、どんなに困難な場所でもみんな軽やかに走り抜けていますが、実際にやってみたらかなり難しいことがわかりました。
モトクロスにはブレーキターンかけてコーナーを曲がるテクニックがあるのですが、実際に自分でやってみるとすぐにバランスが崩れてしまいます。
このテクニックを習得するだけでも何回も転ばなければならず、モトクロスの難しさを実感してしまいます。
180度方向転換の方法
講義は午前と午後の二部に分かれていますが、午後は180度方向回転のテクニックについて教わりました。
場所を動かずに、バイクをその場でくるっと180°回転させる、映画でよく見かける派手なテクニックです。
片足は地面につけながらバイクを傾けて、ハンドルを内側に振り切った状態でアクセルを吹かせばできるはずなのですが、もちろん教官のようにはうまくいきません。
確かにバイクはぐるっと回転しますが、回りすぎて何度やっても倒れてしまいます。
モトクロスごっこのレベルはかなり高く、講義中は「ウイリー」というテクニックも教えてもらえます。
これはフロントを浮かせたまま走るテクニックで、何度やってみても前輪が上がりすぎてバイクから後ろにずり落ちてしまいます。
1日とはいえ、奥の深い授業でした。
モトクロスのクラス参加費用
「モトクロスごっこ」の参加費用は男性が1万3,500円、女性と小学生の場合は1万500円です。
免許がなくても参加できますので、週末に家族全員で参加してみるのも楽しいかもしれません。
料金にはヘルメットやブーツ、ウェアなどのレンタル料金も含まれています。
なお、5人以上で参加すれば割引料金が適用されます。
モトクロスごっこが開催されるのは主に土日ですが、必ず電話で確認した上で予約を入れるようにしましょう。